2008年01月06日

東芝がHD DVDを推し進めた影にマイクロソフトが…

「ワーナー、HD DVDから撤退」の記事を書くときに、某巨大掲示板のあるスレを見ていたら、こんな興味深い話がありました。
元ネタはASCII 2008年1月号より

ASCII 1月号
私達がマイクロソフトを去った本当の理由。
古川享×中島聡 特別対談 より抜粋

古川:僕がMSを辞める理由は沢山あったけど、ひと言で言えば誠実さの問題かな。
いいものを作ってユーザーの満足を得ようということより内外で政治的に相手を追い落とすような動きが目につき始めたんだよね。
一例を挙げるなら次世代光ディスクなんて、フォーマットがひとつのほうがユーザーにとって好ましいのはハッキリしているわけさ。僕はシアトルで久夛良木さんとビル・ゲイツのミーティングをセットアップしたことがあるんだ。ビル・ゲイツは技術的なことをちゃんとわかっていて社会的な意義も理解していたし、CELL Computingには畏敬の念すら持っていた。
でも外部も含めた取り巻きの人々の色々な軋轢があって話がまとまらなかった。
ユーザーや社会の利益のために共通のプラットフォームを作ろうという方向性が見失われ、未来を創るリーダシップが感じられなくなった。そんなところに企業としての臨界点を感じた。

今回の次世代メディア戦争の実態は、「ソニー」VS「東芝」の構図ではなかった。

実際に戦っていたのは、

「東芝」VS「東芝」

東芝の社内の内紛が、次世代メディア戦争に発展してしまった。
PS3で最重要のCPUを東芝が提供して、ブルーレイ陣営を東芝が積極的に助けるという事態になってしまった。

そして東芝が狂っていたのはそこだけではない。
ソフトメーカーからライセンス料で儲けるのではなく、逆にソフトメーカーに金をばら撒いてしまった。
さらにプレイヤー本体でもとんでもない値下げをしてしまった。
迷走する商売敵とまともに戦ったら共倒れになってしまうわけで、ブルーレイ陣営にとっても悲劇だったと思う。


東芝もマイクロソフト(あとHD DVD陣営から1億5000万ドルもらって1年半HD DVDしか出さないというパラマウントも)もやっぱりおかしい。
東芝もパラマウントもマイクロソフトから金が出ているか、何らかの便宜供与があったのは間違いなし。

次世代DVDの普及を妨げたといえるわけで、業界を混乱させた罪は大きい。

同様の問題はかつてDVD-R/RWに対するDVD+R/RWでもありました。
リコーが推し進めていた規格で、こちらにもMS/INTELの影が…。
2層式では先行していたメリットもありましたが、結局は町で売られているメディアもDVD-Rが主流に。

企業戦略というのが自分のことばかりで、消費者のほうを向いてない事が多い、というのを消費者は肝に銘ずるべきだと思います。


posted by カミガタ at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD・次世代レコーダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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