2008年01月11日

白物家電も10月からは「パナソニック」。「ナショナル」ではない

「ナショナル」はもはや島国日本だけのローカルブランドで、世界で売っていくためには仕方のない変更とはいえ、やはり違和感が…。

電車に乗ったら、「水戸黄門」の新番組開始のポスターがあって、「National」のブランド名も書いてありました。

月曜夜8時のナショナル劇場はどうなるんでしょうか。
「♪明るいナショナル〜」の三木鶏郎作曲のテーマ曲も消え行くのでしょうね。

10月からはコレが「標準」パナソニック製品


(産経新聞より)
松下電器産業、社名をパナソニックに 72年の歴史に幕

松下電器産業は10日、世界的なブランド力を強化するため、社名を「Panasonic(パナソニック)」に変更する方針を明らかにした。ブランドも国内向けの冷蔵庫や洗濯機など白物家電で使用してきた「National(ナショナル)」ブランドを廃止し、パナソニックに一本化する。“経営の神様”と呼ばれた故・松下幸之助氏が大正7年に創業して以来、90年にわたって使用してきた「松下」を社名から外す。

 同日午後、大坪文雄社長が大阪府内で記者会見して発表する。今年6月の株主総会に定款変更議案を上程し、承認を得て10月にも社名変更する。

 同社は平成21年度までの3カ年の中期経営計画(GP3計画)で、グローバル・エクセレンス(世界的優良企業)への“挑戦権”を獲得することを掲げ、海外売上高の大増販を通して収益構造などで海外シフトを鮮明に打ち出している。

 このため、真のグローバル企業を目指すうえで海外で「松下」以上に浸透している「パナソニック」に社名やブランドを統一することが、企業イメージや世界的なブランド力の向上につながると判断した。

 同社はこれまで、ブランドについては、プラズマテレビなどデジタル家電や海外向け商品では「パナソニック」、国内向けの白物家電などで「ナショナル」と使い分けてきたが、昭和2年に発売されたランプに名付けられて以来、国内で親しまれてきた「ナショナル」ブランド名が姿を消す。

 「松下」「パナソニック」「ナショナル」など分散する企業とブランドイメージを統一することで、競争が激化する海外市場での存在感を増すことを目指している。
posted by カミガタ at 06:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 白物家電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月06日

東芝がHD DVDを推し進めた影にマイクロソフトが…

「ワーナー、HD DVDから撤退」の記事を書くときに、某巨大掲示板のあるスレを見ていたら、こんな興味深い話がありました。
元ネタはASCII 2008年1月号より

ASCII 1月号
私達がマイクロソフトを去った本当の理由。
古川享×中島聡 特別対談 より抜粋

古川:僕がMSを辞める理由は沢山あったけど、ひと言で言えば誠実さの問題かな。
いいものを作ってユーザーの満足を得ようということより内外で政治的に相手を追い落とすような動きが目につき始めたんだよね。
一例を挙げるなら次世代光ディスクなんて、フォーマットがひとつのほうがユーザーにとって好ましいのはハッキリしているわけさ。僕はシアトルで久夛良木さんとビル・ゲイツのミーティングをセットアップしたことがあるんだ。ビル・ゲイツは技術的なことをちゃんとわかっていて社会的な意義も理解していたし、CELL Computingには畏敬の念すら持っていた。
でも外部も含めた取り巻きの人々の色々な軋轢があって話がまとまらなかった。
ユーザーや社会の利益のために共通のプラットフォームを作ろうという方向性が見失われ、未来を創るリーダシップが感じられなくなった。そんなところに企業としての臨界点を感じた。

今回の次世代メディア戦争の実態は、「ソニー」VS「東芝」の構図ではなかった。

実際に戦っていたのは、

「東芝」VS「東芝」

東芝の社内の内紛が、次世代メディア戦争に発展してしまった。
PS3で最重要のCPUを東芝が提供して、ブルーレイ陣営を東芝が積極的に助けるという事態になってしまった。

そして東芝が狂っていたのはそこだけではない。
ソフトメーカーからライセンス料で儲けるのではなく、逆にソフトメーカーに金をばら撒いてしまった。
さらにプレイヤー本体でもとんでもない値下げをしてしまった。
迷走する商売敵とまともに戦ったら共倒れになってしまうわけで、ブルーレイ陣営にとっても悲劇だったと思う。


東芝もマイクロソフト(あとHD DVD陣営から1億5000万ドルもらって1年半HD DVDしか出さないというパラマウントも)もやっぱりおかしい。
東芝もパラマウントもマイクロソフトから金が出ているか、何らかの便宜供与があったのは間違いなし。

次世代DVDの普及を妨げたといえるわけで、業界を混乱させた罪は大きい。

同様の問題はかつてDVD-R/RWに対するDVD+R/RWでもありました。
リコーが推し進めていた規格で、こちらにもMS/INTELの影が…。
2層式では先行していたメリットもありましたが、結局は町で売られているメディアもDVD-Rが主流に。

企業戦略というのが自分のことばかりで、消費者のほうを向いてない事が多い、というのを消費者は肝に銘ずるべきだと思います。
posted by カミガタ at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD・次世代レコーダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

ワーナーが次世代DVDをBlu-ray Discに一本化。HD DVDには大打撃か

「CESにおいて、その流れは一気に加速するとみられる」って、そこまで言っちゃって大丈夫でしょうか…?

これがHD DVD終焉への決定打になるのか、まだ分かりませんが、記事から推測するに、東芝はかなりワーナーの交渉に力を入れていたようで、「渡米中止」「取材アポイントメントはキャンセルする」ことから見て、東芝、そしてHD DVD陣営にとって、かなりの大打撃であることは間違いありません。

ユーザーにとって2008年はBlu-ray Discが買いやすくなる副産物があるかも。

いろんなメーカーから選べるBlu-ray Discレコーダー、ほぼ東芝のみのHD DVD
 

(+D LifeStyleより)
フォーマット戦争の「終わりの始まり」?――ワーナーがBlu-ray Discに一本化

2008 International CES:ワーナー・ホーム・ビデオは日本時間の1月5日朝、HDパッケージソフトをBlu-ray Disc(BD)のみに一本化すると発表した。ワーナーは今年5月まで、予定されているHD DVDビデオパッケージを提供するが、それ以降はBDのみに供給する。

 この発表に伴い、米国時間の6日夜に予定されていたHD DVD Promotion Groupの発表会は中止となり、東芝DM社・社長の藤井氏も渡米をキャンセル。東芝関係者によると、HD DVDに関連した取材アポイントメントはキャンセルする方向で話をしているという。

 ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメントグループ社長のKevin Tsujihara氏は昨年1月、HD DVDの売り上げがBDを上回ると発言していたが、徐々に態度を変化させ、昨年後半にはBD一本化の方向で、Blu-ray Disc Association(BDA)内での足場を固めるべく関係者と調整。昨年末にはBusiness WeekでワーナーのBD一本化を予測する記事が掲載されていた。

 そもそも、昨年に入ってからの平均値で、北米でのHDパッケージソフト売り上げのうち2/3をBDが占めており、欧州、そしてほぼBDで固まっている日本ではさらにBDの売り上げが高いという状況だった。ワーナーとしては、このタイミングでフォーマットを一本化することで、売り上げ下落が顕在化してきた DVD市場を補完する意味でもHDビデオパッケージ市場を立ち上げていきたいという意図がある。

 今回のCESでも、ワーナー・ブラザーズが記者発表会場を予約していることが判明してからは、BD一本化の発表が行われるのではないか? と言われていたが、結局はCES直前にBD一本化の発表に至ったようだ。

 ご存じのようにDVDの売り上げではディズニーと首位を争うワーナーだが、ライブラリとして保有しているコンテンツ資産、毎年の映画公開本数など、コンテンツの充実度では他の映画スタジオを大きくしのぐ。ワーナーがHD DVDタイトルのおよそ半分を供給しており、今後の北米における次世代光ディスク戦争に与える影響は大きい。

 これがフォーマット戦争の「終わりの始まり」になる可能性は非常に高いと言える。

 今後注目されるのは東芝、ユニバーサル、パラマウントの動向だろう。CESにおいて、その流れは一気に加速するとみられる。最初に行われるのは東芝アメリカの記者会見、そしてその翌日には松下電器AVC社・社長坂本俊弘氏の基調講演とBDAの記者会見がある。
posted by カミガタ at 22:46| Comment(0) | TrackBack(2) | DVD・次世代レコーダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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